2019-03-11から1日間の記事一覧
2018年 文庫書下ろしシリーズもの編 2018.12.14 菊池仁 記 初めに 百貨店の業界誌記者を30年ほどやった。たまたま入った会社が業界紙で、新しく流通雑誌を出版するのでその要員で募集していたのである。雑誌の刊行を仕掛けたのが椎名 誠さんで、面接で気に…
2018年の時代小説を読み解く 単行本編 2019.01.10 菊池仁 記 2018年の時代小説は近年にない豊作であった。特に、単行本は刊行点数も伸び、力作が揃った。16年17年と注目作が刊行され、期待はしていたのだがそれを上回る活況を呈した。うれしい限りである。 …
書評『髪結百花』 書評の仕事をしていて名利に尽きるなと思う時がある。新人がデビュー二作目でとんでもない飛翔力で文句のつけようもない傑作を発表した時だ。「おうやったじゃん。こういう作品を書いてもらいたかったのよ」と一人悦に入ってしばし読後の…