日本歴史時代作家協会 公式ブログ

歴史時代小説を書く作家、時代物イラストレーター、時代物記事を書くライター、研究者などが集う会です。Welcome to Japan Historical Writers' Association! Don't hesitate to contact us!

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

大河ドラマウォッチ「麒麟がくる」 第二十五回 羽運ぶ蟻(あり)

永禄九年(1566年)。覚慶は還俗して足利義昭(滝藤賢一)を名乗り、朝倉義景(ユースケ・サンタマリア)を頼りに越前へ向かいました。しかし一行は、一乗谷からほど遠い、敦賀に留め置かれ、三月、半年と、時だけが過ぎていきました。 落ち着かないでいる細…

会員の短編小説をアップしました

会員の短編小説一覧 ◆西山ガラシャ渡りゆく ◆三田誠広 陰陽師紫式部 ◆天堂晋助 戦争にいってきた母のおじさん ◆響由布子 針妙(しんみょう)の長い一日 「針妙」と「おはり」 当会会員の皆様へ: 現在、短編原稿とリレーエッセイ執筆者を募集しております。 …

『映画に溺れて』第391回 フランケンウィニー

第391回 フランケンウィニー 平成六年十二月(1994)日比谷 日比谷映画 ティム・バートンはフランケンシュタインが好きなのだと思う。ごく初期の短編が『フランケンウィニー』であり、これは後にストップモーションアニメの長編としてリメイクされた。 …

三田誠広さん未発表原稿

会員・三田誠広さんの未発表短編をアップしました。 rekishijidai.jugem.jp

書評『魔王の黒幕 信長と光秀』

書名『魔王の黒幕 信長と光秀』著者 早見 俊発売 中央公論新社発行年月日 2020年7月25日定価 ¥880E 魔王の黒幕-信長と光秀 (中公文庫) 作者:早見 俊 発売日: 2020/07/22 メディア: 文庫 光秀の前半生は謎に包まれ、主殺しの理由も諸説ある。本書…

新刊『父のおともで文楽へ』

会員さんの新刊です。 アマゾンより転載: 母の三回忌法要で実家を訪ねた佐和子は、父・敬一郎から文楽を観に行こうと誘われる。娘の梨々花が元夫・義彦との面会で不在のため、お付き合いで国立劇場へ向かった。演目は『心中天網島』。紙屋治兵衛は、妻への…

大河ドラマウォッチ「麒麟がくる」 第二十四回 将軍の器

永禄八年(1565年)。五月。京で、前代未聞の一大事変が起ります。将軍足利義輝(向井理)が襲撃を受けたのです。覇権を取り戻そうとする、三好長慶の子、義継の軍勢が二条御所に攻め込みました。永禄の変です。 足利十三代将軍義輝は、三十年の生涯を閉じた…

小島環さん新刊

会員小島環さんの新刊です。(連絡ありがとうございます!) 泣き娘 作者:小島 環 発売日: 2020/10/05 メディア: 単行本

『映画に溺れて』第390回 悪魔のはらわた

第390回 悪魔のはらわた 平成七年七月(1995)六本木 俳優座劇場 3Dの映画は昔からあった。私が子供の頃、片目が青、片目が赤のセルロイドの眼鏡で見た記憶がある。 新宿高島屋のオープンに合わせてタイムズスクエア内に登場した東京アイマックスシ…

書評『家康(二) 三方ヶ原の戦い』

書名『家康(二) 三方ヶ原の戦い』著者名 安部龍太郎発売 幻冬舎発行年月日 2020年8月10日定価 本体690円(税別) 家康<二> 三方ヶ原の戦い (幻冬舎時代小説文庫) 作者:安部 龍太郎 発売日: 2020/08/06 メディア: 文庫 本書は2016年12月に刊…

大河ドラマウォッチ「麒麟がくる」 第二十三回 義輝、夏の終わりに

永禄七年(1564年)九月。京を中心に、機内に絶大な権力を誇った三好長慶がその生涯を閉じました。将軍足利義輝(向井理)は、復権をはかり、京は再び動乱の時代に入りました。 明智光秀十兵衛(長谷川博己)は義輝にいいました。 「信長が上洛し、上様をお支え…

書評『光秀の忍び』

書名『円也党奔る 光秀の忍び』著者 早見 俊発売 中央公論新社発行年月日 2020年7月15日定価 ¥700E 円也党、奔る 光秀の忍び (徳間文庫) 作者:早見俊 発売日: 2020/07/09 メディア: 文庫 明智光秀といえば「本能寺」だが、本作品は、姉川の合戦…

大谷羊太郎さんのオンラインイベント

もうすぐ公開ということで、楽しみにしてます。私も、なぜか朗読に駆り出されてしまった。他の人たちは、みなおどろくほど上手です。 https://t.co/Dz544KER43 — 大谷羊太郎 (@otaniyotaro) 2020年9月11日

平井正修さん新刊

会員・平井正修さんの新刊です。 長生きも不安、死も不安――。「散る」を知り、心は豊かになります。残りの人生を笑顔で過ごすために、お釈迦様の“最期のお経《遺教経》"から学ぶ8つのこと。 「心を調える」学びは、一生、必要。 ・持ちすぎない――「小欲(しょ…

『映画に溺れて』第389回 ゴシック

第389回 ゴシック 昭和六十三年五月(1988)新宿歌舞伎町 シネマスクエアとうきゅう 怪物を創ったのはヴィクター・フランケンシュタインだが、そのフランケンシュタインを創造したのはうら若き乙女であった。という秘話を描いたのがケン・ラッセル監督の…

井伊和継さん新刊

■会員から連絡をいただきましたのでご案内を致します。 読者の皆様、よろしくお願い致します。 目利き芳斎 事件帖1 二階の先生 (二見時代小説文庫) 作者:和継, 井伊 発売日: 2020/08/26 メディア: 文庫 ※会員の皆様、新刊情報をお寄せ下さい。連絡をお待ちし…