頼迅一郎
2 (江戸)町奉行と勘定奉行、そして柳生久通 東大名誉教授藤田覚氏の「勘定奉行の江戸時代」(ちくま新書)によれば、町奉行所は「御番所」といわれ、「長である町奉行は『御頭』などと呼ばれていた」(12ページ)といいます。続けて氏は同著で、「勘定奉行…
1 江戸の北町奉行柳生主膳正久通について 江戸町奉行といえば、真っ先に名前が出てくるのは、大岡越前守忠相、そして遠山左衛門尉景元でしょうか。どちらも小説やドラマでおなじみですね。私は小さい頃、陣出達郎の作品を読んでいるので、どちらかというと「…