日本歴史時代作家協会 公式ブログ

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天堂晋助

大河ドラマウォッチ「鎌倉殿の13人」 第3回 挙兵は慎重に

都に激震が走りました。平清盛が、後白河法皇を幽閉したのです。清盛は自分の孫を帝(みかど)に即位させました。安徳天皇です。この時、一歳と三ヶ月でした。 その頃、伊豆では、頼朝(大泉洋)を婿に迎えた北条家に、都の不穏な気配が忍び寄っていました。 治…

大河ドラマウォッチ「鎌倉殿の13人」 第2回 佐殿(すけどの)の腹

北条の館に、伊東の軍勢が、源頼朝(佐殿)(大泉洋)を引き渡すように迫ってきていました。伊東の当主である、伊東祐親(いとうのすけちか)(浅野和之)が叫びます。 「これ以上にらみ合っても無駄じゃ。後は力尽くで頼朝を奪い取るのみ」 それに対して、北条の当…

大河ドラマウォッチ「鎌倉殿の13人」 第一回 大いなる小競り合い

北条義時(小四郎)(小栗旬)が、後ろに女性を乗せて、馬で駆けています。三人の騎馬武者がそれを追います。 「姫、振り落とされないように気をつけて」 と、義時は後ろの女性に声をかけます。義時は前方に立ちふさがる武者たちを避け、森に逃げ込みます。 安政…

大河ドラマウォッチ「青天を衝け」 最終回 青春は続く

大正八年(1919)。ドイツの降伏で、第一次世界大戦が終結。日本は、戦後処理のために開かれたパリ講和会議で、人種差別の撤廃を欧米各国に求める一方、中国の山東半島におけるドイツの権益を要求。日本に対する、各国の警戒が強まり、中国や朝鮮半島では、反…

大河ドラマウォッチ「青天を衝け」 第40回 栄一、海を越えて

栄一(吉沢亮)は皆の前で宣言します。 「私は、このたび、第一線を退くこととしました。第一銀行と銀行集会所以外の役員、すべて辞任し、実業界を引退したいと思う」皆は騒然となります。「惜しんでくれてありがたい。しかし今は、時代は変り、人材もそろった…

大河ドラマウォッチ「青天を衝け」 第39回 栄一と戦争

日清戦争に勝利し、一等国への階段を駆け上ろうとしていた日本。 栄一(吉沢亮)は、喜作(高良健吾)と、血洗島に戻っていました。平九郎の位牌に手を合わせます。惇忠(田辺誠一)がいいます。 「悲憤慷慨(ひふんこうがい)していた頃の俺たちの夢が、よ…

大河ドラマウォッチ「青天を衝け」 第38回 栄一の嫡男

明治二十二年(1889)、夏。上野で徳川家康が江戸城に入って三百年の節目を祝う「東京開始三百年祭」が開かれました。この祭りを企画したのは、旧幕臣たちでした。 慶喜(草彅剛)の側に仕えていた猪狩勝三郎(遠山俊也)が、水戸烈公(竹中直人)の口癖であ…

大河ドラマウォッチ「青天を衝け」 第37回 栄一、あがく

千代の死から、三ヶ月がたちました。栄一(吉沢亮)は「顔色が悪い」と喜作(高良健吾)にいわれる始末です。 「渋沢には、早う次の妻を探さにゃならんな」と、立ち上がったのは井上馨(福士誠治)です。「でなけんにゃ、日本経済そのものにも大いに差し障り…

大河ドラマウォッチ「青天を衝け」 第36回 栄一と千代

栄一(吉沢亮)たちは、三菱に対抗すべく、海運業者の合本(がっぽん)組織「東京風帆船(ふうはんせん)会社」を設立しました。 「合本で、三菱の一人勝ちを打ち破ろう」 と、栄一は皆に宣言します。 岩崎弥太郎(中村芝翫)は大隈重信(大倉孝二)と話して…

天堂晋助さん新刊

「大河ドラマウォッチ」でおなじみ・天堂晋助さんの新刊予約が始まりました! 風呼ぶ狐 西南戦争の潜入警察官 (文藝春秋企画出版) 作者:天堂 晋助 文藝春秋 Amazon

大河ドラマウォッチ「青天を衝け」 第35回 栄一、もてなす

アメリカの元大統領、グラント将軍を、国を挙げて、もてなすことになりました。民(みん)の力を見せつけてやると、栄一(吉沢亮)たちは大はりきりです。 築地の大隈邸に、栄一の妻の千代(橋本愛)と、喜作(高良健吾)の妻の、よし、がやって来ます。待っていたの…

大河ドラマウォッチ「青天を衝け」 第34回 栄一と伝説の商人

明治十年(1877年)。鹿児島の西郷軍と、明治政府との戦争が勃発。西南戦争です。政府の税収の九割近くが、戦費に費やされました。 西郷、大久保なき後、日本の財政を動かしていたのは、大隈重信(大倉孝二)でした。渋沢栄一(吉沢亮)は大隈を待ち構え、いいま…

大河ドラマウォッチ「青天を衝け」 第33回 論語と算盤(そろばん)

渋沢栄一(吉沢亮)は、大隈重信(大倉孝二)の邸宅を訪ねていました。大隈が部屋に入ってくると、栄一は立ち上がります。 「大隈さん、あんまりではありませんか」 「なんじゃい。いきなり」 大隈はすでにけんか腰です。 「小野組や三井組にいきなり、政府…

大河ドラマウォッチ「青天を衝け」 第32回 栄一、銀行を作る

渋沢栄一(吉沢亮)は、銀行という仕組みを民間に根付かせるため、三年半勤めた政府を、辞める決意を固めました。 同時期に井上馨も政府を辞職します。 政府を去ろうとする栄一を引き止めようと、三条実実(金井勇太)らはいいます。 「おぬしは、おぬしのそ…

大河ドラマウォッチ「青天を衝け」 第31回 栄一、最後の変身

栄一(吉沢亮)の父である、市郎右衛門が亡くなってから初七日が過ぎ、栄一の妹の、てい(藤野涼子)、と夫婦(めおと)になる須永才三郎が中の家(なかんち)にあいさつにやって来ました。才三郎は皆にあいさつします。 「お父上より、渋沢市郎を名乗るよう…

大河ドラマウォッチ「青天を衝け」 第30回 渋沢栄一の父

西郷隆盛(博多華丸)を東京に連れ戻すために、岩倉具視(山内圭哉)は鹿児島に向かいました。鹿児島城で島津久光(池田成志)に対面し、「要(かなめ)の者」を差し出すようにと申し入れます。 求心力を失っていた政府にとって、軍を束ねる西郷は、頼みの綱…

大河ドラマウォッチ「青天を衝け」 第29回 栄一、改正する

渋谷栄一(吉沢亮)は大隈重信(大蔵孝二)に「改正掛(かいせいがかり)」を提案します。今、すでにある部署とは別に、大蔵省や外務省などの垣根を越え、広く日本に必要な物事を考え、決定事項を即実行できるようにしたい、と栄一は説明します。静岡藩から、さら…

大河ドラマウォッチ「青天を衝け」 第28回 篤太夫と八百万(やおよろず)の神

明治二年(1869)の夏。全国の藩が、領地と領民とを天皇に返還する「版籍奉還」が行われ、篤太夫(吉沢亮)のいる駿府藩は、静岡藩となりました。慶喜(草彅剛)は謹慎(きんしん)を解かれ、一年半ぶりに自由を得ることになりました。 篤太夫は東京に呼び出…

大河ドラマウォッチ「青天を衝け」 第26回 篤太夫、駿府で励む

明治元年も暮れになります。篤太夫(吉沢亮)は駿府藩庁にいました。 「渋沢篤太夫に、駿府藩の、勘定組頭を申しつける」 といったのは、駿府藩中老の大久保一翁(いちおう)(木場勝己)でした。 「いえ、お受けできません」 と、篤太夫は断り、理由を語り…

大河ドラマウォッチ「青天を衝け」 第26回 篤太夫、再会する

篤太夫(吉沢亮)は、桑畑を抜けて、故郷の血洗島に帰ってきます。辻に長七郎(満島真之介)が座っていました。 「出迎えに来てくれたのか」 と、篤太夫はたずねます。長七郎は笑い声をたて、いいます。 「どうした、その頭は」 篤太夫も、髪の毛をさわりな…

大河ドラマウォッチ「青天を衝け」 第25回 篤太夫、帰国する

明治元年(1868)、十月。パリを出発した篤太夫(吉沢亮)一行の船は、横浜に到着します。民部公子(板垣李光人)は小舟に乗り換え、品川に向かいます。薩長の者たちに無礼な扱いをされる可能性のあるためです。 横浜で下船する篤太夫は検査する薩摩の兵にし…

大河ドラマウォッチ「青天を衝け」 第24回 パリの御一新

血洗島の篤太夫の生家に、一人の侍が訪ねてきます。パリで篤太夫と共にいた、外国奉行支配調役の杉浦愛藏(志尊淳)でした。杉浦は篤太夫からの文(ふみ)を届けに来たのでした。篤太夫からの荷物には、写真も入っていました。一枚は額に入れられた民部公子(板垣…

大河ドラマウォッチ「青天を衝け」 第23回 篤太夫と最後の将軍

パリにいる幕府の使節団に、フランスからの六百万ドルの借款(しゃっかん)が消滅したとの知らせが入ります。同時にパリに来ていた薩摩が風聞を流し、幕府の信用が落としめられたためです。問題は民部公子(徳川昭武)(板垣李光人)が諸国へあいさつ回りす…

大河ドラマウォッチ「青天を衝け」 第22回 篤太夫、パリへ

慶応三年(1867)。篤太夫(吉沢亮)はパリへ向かう船に乗っていました。船酔いで苦しむ篤太夫に、水を差し出す者がいます。日本語を操る外国人に、篤太夫は驚きます。アレクサンダー・シーボルトでした。帰国のために同船していましたが、パリまで通辞の役…

大河ドラマウォッチ「青天を衝け」 第21回 篤太夫、遠き道へ

篤太夫(吉沢亮)は、慶喜(草彅剛)の側近である、原市之進(尾上寛之)に会っていました。 「内々の話であるが」原は膝を進めます。「きたる卯の年、フランスのパリにて、博覧会という催しが開かれる。なんでも、西洋東洋の万国が、おのれの国の自慢の物産を持ち…

大河ドラマウォッチ「青天を衝け」 第20回 篤太夫、青天の霹靂(へきれき)

篤太夫(吉沢亮)は一橋家の財政建て直しに、自分の居場所を見つけていました。 長州攻めの指揮をとっていた将軍家茂(磯村勇斗)が、大阪城にて倒れてしまいます。慶喜(草彅剛)は家茂を見舞います。 「私はまだ死ねんのじゃ。今の徳川を残して死んでは、…

大河ドラマウォッチ「青天を衝け」 第19回 勘定組頭 渋沢篤太夫

篤太夫(吉沢亮)は一橋家の懐を豊かにするために動き始めました。良質の米を高く売り、火薬の製造を始めます。 そして幕府にも、懐を豊かにしようとする男がいました。小栗忠順(上野介)(武田真治)です。 「フランスから軍艦を買うか。さすれば長州など…

大河ドラマウォッチ「青天を衝け」 第18回 一橋の懐

武田耕雲斎(津田寛治)を首領と治した天狗党千人あまりが、慶喜(草彅剛)を頼り、京へと向かっていました。しかし慶喜は家臣にいいます。 「京を守るのが私の役目だ。天狗ども京に入れるわけにはいかぬ。私の手で、天狗党を討伐する」 篤太夫(吉沢亮)や…

大河ドラマウォッチ「青天を衝け」 第17回 篤太夫、涙の帰京

元治元年(1864)六月。篤太夫(吉沢亮)と成一郎(高良健吾)は、一橋家のために集めた人々を連れて、江戸に向かっていました。そこへ中の家(なかんち)の作男である伝蔵(萩原守)がやって来ます。伝蔵は惇忠(田辺誠一)が放免になったことを二人に伝え…

大河ドラマウォッチ「青天を衝け」 第16回 恩人暗殺

慶喜(草彅剛)は朝廷から禁裏御守衛総督を申しつけられ、京のまつりごとの中心につきます。政治的基盤を固めるため、水戸藩へ人材の援助を要請するのでした。 一橋家に仕える人選御用の命を受けた篤太夫(吉沢亮)と成一郎(高良健吾)は、関東に向けて出発…