日本歴史時代作家協会 公式ブログ

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天堂晋助

大河ドラマウォッチ「麒麟がくる」 第三十四回 焼討ちの代償

元亀二年(1571年)九月。織田信長(染谷将太)は、比叡山延暦寺を攻め、僧侶やそこで暮らす人々を、男女の区別なくことごとく殺戮しました。明智光秀十兵衛(長谷川博己)は、比叡山の事実上の主(あるじ)である覚恕(春風亭小朝)を取り逃がしたことを知…

大河ドラマウォッチ「麒麟がくる」 第三十三回 比叡山に棲(す)む魔物

元亀元年(1570年)十一月。朝倉義景(ユースケ・サンタマリア)と浅井長政は、信長を討つために延暦寺の助けを得て、比叡山に陣を敷きました。さらに西には三好の一党と本願寺。南には六角と一向宗に囲まれ、信長は孤立し、窮地に立たされていました。 織田…

大河ドラマウォッチ「麒麟がくる」 第三十二回 反撃の二百挺

元亀元年(1570年)四月。織田信長(染谷将太)率いる軍勢は、越前、金ケ崎から京へ逃げ帰りました。信長の敗北でした。 二条城の将軍足利義昭(滝藤賢一)のもとへ、明智光秀十兵衛(長谷川博己)は呼び出されます。信長に会う前に話を聞いておきたいという…

大河ドラマウォッチ「麒麟がくる」 第三十一回 逃げよ信長

永禄十三年(1570年)四月。織田信長(染谷将太)は、諸国の兵を従え、朝倉義景の待ち受ける越前を目指しました。信長の呼びかけに応じて、三河の徳川家康(風間俊介)、摂津の池田勝正、大和の松永久秀(吉田鋼太郎)などが集結し、琵琶湖の西岸を北上し、…

大河ドラマウォッチ「麒麟がくる」 第三十回 朝倉義景を討て

永禄十二年(1569年)、夏。明智光秀十兵衛(長谷川博己)は京の二条城から、美濃に出発しようとしていました。木下藤吉郎(のちの秀吉)(佐々木蔵之介)見送りにやってきます。木下は探りを入れるようにいいます。 「こたびは岐阜城に、松永久秀(吉田鋼太…

大河ドラマウォッチ「麒麟がくる」 第二十九回 摂津晴門の計略

永禄十二年(1569年)。将軍足利義昭(遠藤賢一)の御座所、二条城の築城が、着々と進んでいました。織田信長(染谷将太)は、近隣の国々から、人や物をかき集めた。京のめぼしい屋敷や、寺社からも庭石や、調度品などを差し出させ、みずから陣頭に立ち工事…

大河ドラマウォッチ「麒麟がくる」 第二十八回 新しき幕府

永禄十一年(1568年)。九月。足利義昭(滝藤賢一)が、織田信長(染谷将太)と共に、ついに上洛を果たしました。 京を支配していた三好勢は、織田軍の勢いに押され、摂津や大和などの国々へ退却しました。三好勢が頼りにしていた十四代将軍足利義栄は、摂津で病…

大河ドラマウォッチ「麒麟がくる」 第二十七回 宗久の約束

永禄十一年(1568年)。七月。足利義昭(よしあき)(滝藤賢一)の一行は、美濃の立政寺に到着しました。その中には明智光秀十兵衛(長谷川博己)の姿もあります。織田信長(染谷将太)は、ひれ伏して義昭の到着を待っていました。足利義昭は、信長の前に回…

大河ドラマウォッチ「麒麟がくる」 第二十六回 三淵の奸計(かんけい)

永禄十年(1567年)。越前の大大名、朝倉義景(ユースケ・サンタマリア)がついに上洛を決意しました。 一方、京は依然として、三好長慶の一族が支配し続けていました。その三好勢が担いだ四国阿波の足利義栄(よしひで)が、急遽十四第将軍つきました。とこ…

大河ドラマウォッチ「麒麟がくる」 第二十五回 羽運ぶ蟻(あり)

永禄九年(1566年)。覚慶は還俗して足利義昭(滝藤賢一)を名乗り、朝倉義景(ユースケ・サンタマリア)を頼りに越前へ向かいました。しかし一行は、一乗谷からほど遠い、敦賀に留め置かれ、三月、半年と、時だけが過ぎていきました。 落ち着かないでいる細…

大河ドラマウォッチ「麒麟がくる」 第二十四回 将軍の器

永禄八年(1565年)。五月。京で、前代未聞の一大事変が起ります。将軍足利義輝(向井理)が襲撃を受けたのです。覇権を取り戻そうとする、三好長慶の子、義継の軍勢が二条御所に攻め込みました。永禄の変です。 足利十三代将軍義輝は、三十年の生涯を閉じた…

大河ドラマウォッチ「麒麟がくる」 第二十三回 義輝、夏の終わりに

永禄七年(1564年)九月。京を中心に、機内に絶大な権力を誇った三好長慶がその生涯を閉じました。将軍足利義輝(向井理)は、復権をはかり、京は再び動乱の時代に入りました。 明智光秀十兵衛(長谷川博己)は義輝にいいました。 「信長が上洛し、上様をお支え…

大河ドラマウォッチ「麒麟がくる」 第二十二回 京よりの使者

桶狭間の戦いから四年後の永禄七年(1564年)、冬。明智光秀十兵衛(長谷川博己)は、いまだ越前国で浪人生活を送っていました。 この頃、京は三好長慶(山路和弘)が完全に実権を掌握していました。松永久秀(吉田鋼太郎)は大和の国(現在の奈良県)を任さ…

大河ドラマウォッチ「麒麟がくる」 第二十一回 決戦!桶狭間

永禄三年(1560年)。駿河の今川義元(片岡愛之助)が尾張に迫ってきました。大高城、鳴海城はすでに今川方の手に落ちていましたが、ついに義元みずから大軍を率いて、沓掛(くつかけ)城まで進軍してきたのでした。 今川義元は大高城に入っている徳川家康(このと…

大河ドラマウォッチ「麒麟がくる」 第二十回 家康への文

永禄三年〈1560年〉。駿府。駒(門脇文)は商人から、近々大きないくさがあるとの話を聞きます。「また、いくさですか」 と、駒はつぶやきます。 越前では、浪人の明智光秀十兵衛(長谷川博己)が寺で、子供たちに教えていました。授業を終えて家に帰ると、光秀…

大河ドラマウォッチ「麒麟がくる」 第十九回 信長を暗殺せよ

結果的に弟の信勝を殺すことになった織田信長(染谷将太)は、母の土田御前(壇れい)からひどくなじられます。信長は妻の帰蝶(川口春奈)にこぼします。「わしは父も、弟も、母も失った」 永禄元年(1558)。斎藤道三の死から二年がたちました。この年、近…

大河ドラマウォッチ「麒麟がくる」 第十八回 越前へ

弘治二年(1556年)。斎藤道三(本木雅弘)とその嫡男である斎藤高政(伊藤英明)によるいくさが行われました。明智光秀十兵衛(長谷川博己)は叔父の明智光安(西村まさ彦)と共に、道三方についていました。 いくさは道三の敗北に終わります。明智の城に戻ってきた光…

大河ドラマウォッチ「麒麟がくる」 第十七回 長良川の対決

弘治二年(1556年)春。斎藤道三(本木雅弘)は大桑城を出、南の鶴山に向かいました。嫡男の高政(伊藤英明)と戦うためでした。 明智光秀十兵衛(長谷川博己)は、叔父の光安(西村まさ彦)に合流し、道三方について戦うつもりでした。 尾張の清洲城では、…

大河ドラマウォッチ「麒麟がくる」 第十六回 大きな国

弘治元年(1555年)、秋。斎藤道三(本木雅弘)は二人の息子を失いました。殺害したのは嫡男(ちゃくなん)の高政(伊藤英明)でした。道三は直ちに稲葉山城を出て、美濃の北にある大桑城に向かいました。国を二分するいくさの前触れでした。 明智荘では、明…

大河ドラマウォッチ「麒麟がくる」 第十五回 道三、わが父に非(あら)ず

天文二十三年(1554年)。斎藤利政(本木雅弘)は仏門に入り、道三と号し、家督を嫡男(ちゃくなん)の高政(伊藤英明)に譲りました。道三は家臣や国衆たちの前で話します。「今朝、わしは、見ての通り頭を丸め、仏門に入り、世俗の塵(ちり)を払うた。つ…

大河ドラマウォッチ「麒麟がくる」 第十四回 聖徳寺の会見

天文二十二年(1553年)二月。斎藤道三(この時は利政)(本木雅弘)は織田信長(染谷将太)のやってくるのを盗み見ていました。信長の顔を知っている明智光秀十兵衛(長谷川博己)に、彼がやってきたら自分の肩を叩くように命じます。三百の鉄砲を持った兵…

大河ドラマウォッチ「麒麟がくる」 第十三回 帰蝶のはかりごと

天文二十一年(1552年)。明智光秀十兵衛(長谷川博己)は、思い悩んでいました。土岐頼芸と一戦交えると宣言した斎藤道三(この時は利政)(本木雅弘)。その息子、斎藤高政(伊藤英明)は光秀にいっていました。「わしは土岐様を守る。父上と戦う」 そして…

大河ドラマウォッチ「麒麟がくる」 第十二回 十兵衛の嫁

天文二十年(1551)。近江から帰った明智十兵衛光秀(長谷川博己)は、気の晴れない様子で、薪を割っていました。苦しい立場に立つ、将軍足利義輝(向井理)の言葉を思い出していたのです。「この世に、誰も見たことのない麒麟という生き物がいる。わしは、…

大河ドラマウォッチ「麒麟がくる」 第十一回 将軍の涙

天文十八年(1549)十一月。尾張の笠寺にて松平竹千代(後の徳川家康)と、今川に捕えられていた織田信広(織田信長の腹違いの兄)の人質交換が行われました。 尾張の末盛城では、織田家の家臣である平手政秀(上杉祥三)が、織田信秀(信長の父)(高橋克典…

大河ドラマウォッチ「麒麟がくる」 第十回 ひとりぼっちの若君

天文十八年(1546)、夏。京に望月東庵(堺正章)と共にいる駒(門脇麦)は、心ここにあらずの様子をしていました。そんな駒が伊呂波太夫(尾野真千子)の率いる、旅芸人の一座を見つけるのです。駒は台に張られた綱を見つめます。そこで見事な綱渡りを行っ…

大河ドラマウォッチ「麒麟がくる」 第九回 信長の失敗

天文十八年(1549)。尾張との和議のあかしとして、帰蝶(川口春奈)は織田信秀(高橋克典)の嫡男、織田信長(染谷翔太)のもとに嫁ぎました。 駿河では今川義元(片岡愛之助)が、尾張に攻め込む決意をしていました。竹千代(のちの徳川家康)の父である松平広忠(浅利…

大河ドラマウォッチ「麒麟がくる」 第八回 同盟のゆくえ

天文十七年(1548)。明智光秀十兵衛(長谷川博己)は尾張の地にいました。斎藤道三(この時は利政)(本木義弘)の娘である帰蝶(川口春奈)に頼まれ、夫になるかもしれない男、織田信長(染谷翔太)のことを調べに来ていたのです。 信長は小舟で漁に出ていました。明け…

大河ドラマウォッチ「麒麟がくる」 第七回 帰蝶の願い

天文十七年(1548年)。秋。 尾張の古渡城では、織田信秀(高橋克典)が家臣の平手政秀(上杉祥三)と話していました。自分たちは三つの敵に囲まれている。駿河の今川、美濃の斎藤、そして織田彦五郎。彦五郎は同じ織田の一族ながら、嫉妬のためなのか、たびたび横…

大河ドラマウォッチ「麒麟がくる」 第六回 三好長慶襲撃計画

天文十七年(1548年)、秋。 都で随一の権勢を誇っていた細川晴元(国広富之)と、その家臣の三好長慶(山路和宏)が、京の覇権をめぐり、一触即発の緊張状態にありました。都では主君を家臣か討つ下克上が横行していました。 三好長慶は松永久秀(吉田鋼太郎)の陣…

大河ドラマウォッチ「麒麟がくる」 第五回 伊平次を探せ

天文十七年(1548年)、秋。美濃の稲葉山城では、斎藤道三(この時は利政)(本木雅弘)が、明智十兵光秀(長谷川博己)から鉄砲の説明を受けていました。光秀の指導もと、鉄砲を撃ってみてその威力に驚く道三。「これを将軍家は手に入れておるのか」 と、う…