日本歴史時代作家協会 公式ブログ

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天堂晋助

大河ドラマウォッチ「いだてん 東京オリムピック噺」 第46回 炎のランナー

昭和39年(1964)。オリンピック開催の年です。東京は上を下への大騒ぎ。なにしろ新幹線も首都高も完成していません。 田畑政治(阿部サダヲ)が組織委員会を去って、一年半が経ちました。近頃は田畑の家に、東京オリンピック組織委員会の面々が訪れなくなっ…

大河ドラマウォッチ「いだてん 東京オリムピック噺」 第45回 火の鳥

東京オリンピックを二年後に控え、田畑政治(阿部サダヲ)は、組織委員会の事務総長の座を追われます。 しかし田畑の家を仲間たちが訪ねていました。元水泳監督の松澤一鶴(皆川猿寺)、聖火リレーのコースを調査して回った森西栄一、そしてもちろん田畑の秘…

大河ドラマウォッチ「いだてん 東京オリムピック噺」 第44回 ぼくたちの失敗

昭和37年(1962)。東京オリンピックを二年後に控えて行われた第四回アジア競技大会。開幕直前に、規定違反が発覚します。開催国インドネシアが、政治的に対立する、台湾とイスラエルに招待状を送っていなかったのです。これがスポーツ界にとどまらず、国際…

大河ドラマウォッチ「いだてん 東京オリムピック噺」 第43回 ヘルプ

昭和37年(1962)。東京の景色が劇的に変わり始めます。環状線に囲まれ、首都高や新幹線の高架が頭上を通過する。すべてが突貫工事で行われていました。二年後のオリンピックに間にあわせようと必死です。しかし国民の盛り上がりは今ひとつでした。 そこで田…

大河ドラマウォッチ「いだてん 東京オリムピック噺」 第42回 東京流れ者

高度経済成長期の日本。暮らしぶりもずいぶんと変わってきます。冷蔵庫、テレビ、洗濯機などが家庭に普及していきます。しかし良いことばかりではありません。特に車の渋滞が問題化していました。 昭和36年(1961)です。タクシー運転手の森西栄一(角田晃広…

大河ドラマウォッチ「いだてん 東京オリムピック噺」 第41回 おれについてこい

昭和34年(1959)。東京にオリンピックがやってくることが決まり、日本は祝福ムードに包まれていました。 敗戦から立ち上がり、ついに田畑政治(阿部サダヲ)は夢を叶えました。国立競技場にほど近い、古い洋館に、組織委員会事務局を開設しました。田畑は事…

大河ドラマウォッチ「いだてん 東京オリムピック噺」 第40回 パック・トゥ・ザ・フューチャー

昭和34年(1959)。東京は、オリンピック招致が決まるかどうかの瀬戸際を迎えていました。 オリンピック招致委員会に、一人の男が呼ばれます。平沢和重(星野 源)。外交官を経て、NHKに入り、時事問題を15分にまとめてわかりやすく解説し、お茶の間の、特に…

大河ドラマウォッチ「いだてん 東京オリムピック噺」 第39回 懐かしの満州

昭和36年(1961)。古今亭志ん生(ビートたけし)は病室で寝ています。家族には意識が戻らないことにして、こっそりとお酒を飲んでいたのでした。弟子の五りん(神木隆之介)が酒を買って病室に入ってきます。買ってきたのはウォッカでした。「これは駄目だ…

大河ドラマウォッチ「いだてん 東京オリムピック噺」 第38回 長いお別れ

昭和13年(1938)。日本スポーツ界は嘉納治五郎(役所広司)という大黒柱を失いました。 田畑政事(阿部サダヲ)は、生前の嘉納から、ストップウォッチを託されていました。そのストップウォッチは動いていたのです。 嘉納の棺に、元人力車夫の清さん(峯田…

大河ドラマウォッチ「いだてん 東京オリムピック噺」 第37回 最後の晩餐

元は朝日新聞記者で今は議員の河野一郎(桐谷健太)が、国会で発言していました。「一触即発の日中関係と平和の祭典。国防費のためにと、国民に我慢と緊張を求める一方で、オリンピックというお祭りを開催するという。この相反する二つに対して、国民に説明…

大河ドラマウォッチ「いだてん 東京オリムピック噺」 第36回 前畑がんばれ

ベルリン・オリンピックにて平泳ぎに出場する前畑秀子(上白石萌歌)。眠ることが出来ず、夜のプールで泳いでいました。そこへやってきた田畑政治(阿部サダヲ)は「がんはれ」と前畑を励まします。「がんばれ、なんて言わんといてください」前畑は田畑に怒…

大河ドラマウォッチ「いだてん 東京オリムピック噺」 第35回 民族の祭典

金栗四三(中村勘九郎)は、弟子の小松勝(仲野太賀)を従え、五年ぶりに東京に帰ってきました。足袋作りのハリマヤ製作所を訪ねます。四三はここの二階に十七年間下宿していたのです。ハリマヤ製作所で働く女性が一人やってきます。「シマちゃん」 と四三は…

大河ドラマウォッチ「いだてん 東京オリムピック噺」 第34回 226

昭和11年(1936)2月26日。雪道を踏みならす軍靴の音が、赤坂表町に向かっていました。首都を震撼させた226事件が起こったのです。陸軍の青年将校が兵を率い、首相や教育総監を殺害しました。警視庁も占拠されます。 田畑政治(阿部サダヲ)が出社した朝日新…

大河ドラマウォッチ「いだてん 東京オリムピック噺」 第33回 仁義なき戦い

1940年.オリンピック開催地を決定するIOCオスロ総会が迫る中、オリンピック招致に後れを取っている日本は、イタリアのムッソリーニ首相に「譲ってもらおう」という奇策に打って出ました。嘉納治五郎(役所広司)はやる気です。「まずローマにおもむき、ムッ…

大河ドラマウォッチ「いだてん 東京オリムピック噺」 第32回 独裁者

水泳総監督の田畑政治(阿部サダヲ)が全種目制覇を目標に挑んだロサンゼルス・オリンピック。すべておいて勝利することは出来ませんでしたが、日本は金、銀、銅合わせて十八個のメダルを獲得し、大活躍を見せました。 帰国した選手たちは人々から熱狂的に迎…

大河ドラマウォッチ「いだてん 東京オリムピック噺」 第31回 トップ・オブ・ザ・ワールド

ロサンゼルス・オリンピックも中盤。女子二百メートル平泳ぎ決勝が行われることになります。女子のオリンピックプール控え室では、前畑秀子(上白石萌歌)恐慌に陥っていました。「勝てへん。勝てるわけない」 といいながら控え室の中を歩き回ります。チーム…

大河ドラマウォッチ「いだてん 東京オリムピック噺」 第30回 黄金狂時代

四百メートル自由形水泳選手の、大横田努(林遣都)はトイレに駆け込んでいます。だいぶ苦しい様子でしたが、素知らぬ顔で皆のところに戻っていきます。 ロサンゼルスの地にて昭和7年(1932)7月30日、第十回オリンピックが開幕します。参加国は37。日本から…

大河ドラマウォッチ「いだてん 東京オリムピック噺」 第29回 夢のカリフォルニア

満州事変、五・一五事件などが起こった昭和七年夏、日本選手団はロサンゼルス・オリンピックに参加するために日本を出発します。131名の選手は、開催国アメリカに次いで二番目に多い数でした。 太平洋を船で横断し、ロサンゼルスに着いた一行は、ダウンタウ…

大河ドラマウォッチ「いだてん 東京オリムピック噺」 第28回 走れ大地を

田畑政治(阿部サダヲ)の発案にて、日米水上競技(水泳)大会が開催されます。場所は東京の神宮プール。一万三千人を収容できるスタンド席は超満員。そして日本チームはアメリカに圧勝してしまうのです。 しかし田畑はこの結果に満足しません。本番のオリン…

今週の「いだてん 東京オリムピック噺」は選挙速報によりお休みです。

大河ドラマウォッチ「いだてん 東京オリムピック噺」 第27回 替り目

三回のオリンピックに出場した金栗四三(中村勘九郎)は、三八歳になっていました。東京に兄の実次(中村獅童)がやってきます。東京で実次と会うのは何年ぶりだろう、と四三は問います。ストックホルム・オリンピックの旅費を実次が届けに来た以来ですから…

大河ドラマウォッチ「いだてん 東京オリムピック噺」 第26回 明日なき暴走

大日本体育協会(体協)は、アムステルダム・オリンピックに参加するための費用の捻出に苦しんでいました。押し寄せる選手たちに第二代会長の岸誠一(岩松了)は言います。「金も自分で集めてきたらどうだ。渡航費、国からぶんどってきたら二十人でも三十人…

大河ドラマウォッチ「いだてん 東京オリムピック噺」 第25回 時代は変わる

今回から「いだてん」は第二部になります。 関東大震災の復興もままならないまま、嘉納治五郎(役所広司)はパリオリンピックの参加を断行します。金栗四三(中村勘九郎)は現役を引退していましたが、予選大会で伴奏者として教え子を励まして走るうちに、ゴ…

大河ドラマウォッチ「いだてん 東京オリムピック噺」 第24回 種まく人

東京は、関東大震災にて壊滅的な被害を受けました。余震も続き、人々を不安に落とし入れます。この地震による死者行方不明者は約十一万人。全壊家屋十一万棟、火事で燃えた家二十一万棟。 有楽町の東京市庁舎も罹災し、外に張ったテントにて震災対策を行って…

大河ドラマウォッチ「いだてん 東京オリムピック噺」 第23回 大地

富江(黒島結菜)ら東京府立第二高等女学校(通称・竹早)の生徒たちは、教師の金栗四三(中村勘九郎)を辞めさせまいと、教室に立てこもります。 四三を辞めさせようとしている、富江の父、大作(板尾創路)の主張ははっきりしています。女は運動などしないで良い。…

大河ドラマウォッチ「いだてん 東京オリムピック噺」 第22回 ヴィーナスの誕生

物語は後の古今亭志ん生、美濃部孝蔵(山本未來)から始まります。孝蔵に真打ち昇格の話が持ち込まれます。さらに清さんと小梅(橋本愛)から見合いを進められます。小梅が言います。孝蔵がしょうがないのは独り身のせいだ。「所帯持ったらそうはいかない。自然…

大河ドラマウォッチ「いだてん 東京オリムピック噺」 第21回 櫻の園

大正九年(1920)、アントワープオリンピックにてメダルを逃した金栗四三(中村勘九郎)は、失意のうちにヨーロッパをさまよっていました。オリンピックが幻に終わったベルリンを訪れると、女性たちがスポーツを行っていました。大いに刺激を受ける四三。 日本に…

大河ドラマウォッチ「いだてん 東京オリムピック噺」 第20回 恋の片道切符

アントワープオリンピックの種目に、マラソンは入っていませんでした。嘉納治五郎(役所広司)はIOC会長クーベルダン男爵にマラソンの復活を願う手紙を出します。それによってマラソンはオリンピックの正式種目に復活します。この手紙がなければ、無謀で危険な…

大河ドラマウォッチ「いだてん 東京オリムピック噺」 第19回 箱根駅伝

日光、東京間百三十キロの走破に成功した「いだてん」こと金栗四三(中村勘九郎)。「もう、日本に走る道はなか」 と言い出します。そして「次はアメリカ横断ばい」 と、思いつきます。さすがに一人では難しいと感じた四三は、駅伝にしようと決めます。その…

大河ドラマウォッチ「いだてん 東京オリムピック噺」 第18回 愛の夢

日本初の駅伝を成功させた金栗四三(中村勘九郎)。各地で行われる持久走大会に参加し続けます。ほとんど日本中を駆け巡る勢いです。 そして妻のスヤ(綾瀬はるか)が妊娠します。喜びのあまり叫び声を上げる四三。夏休みには子の顔を見に帰ると手紙を出しま…