日本歴史時代作家協会 公式ブログ

歴史時代小説を書く作家、時代物イラストレーター、時代物記事を書くライター、研究者などが集う会です。Welcome to Japan Historical Writers' Association! Don't hesitate to contact us!

大河ドラマウォッチ「青天を衝け」 第14回 栄一と運命の主君

栄一(吉沢亮)と喜作(高良健吾)は、平岡円四郎(堤真一)からいわれます。 「一橋(ひとつばし)の家来になれ」 二人は顔を見合わせます。そして栄一はいうのです。 「いやしくも我々には志(こころざし)が……」 あきれ声を出す平岡。 「断る気か。仕える…

大河ドラマウォッチ「青天を衝け」 第13回 栄一、京の都へ

栄一(吉沢亮)たちが企てていた、横浜焼き討ち計画は、長七郎(満島真之介)の必死の説得により、中止となりました。 栄一と喜作(高良健吾)は、新たな攘夷の道を探るため、血洗島を後にしました。二人は、江戸で偶然会った平岡円四郎(堤真一)を頼って、…

『映画に溺れて』第410回 パリの調香師 しあわせの香りを探して

第410回 パリの調香師 しあわせの香りを探して 令和三年四月(2021)飯田橋 ギンレイホール 香水といえばパリ。縁のない私でもディオールやシャネルの名前ぐらいは知っている。そもそもフランスで香水が発達したのは、悪臭がひどかったから。それもまた…

『映画に溺れて』第409回 魔法にかけられて

第409回 魔法にかけられて 平成二十年二月(2008)有楽町 よみうりホール 型通りの古典的なディズニーアニメーションで物語が始まる。おとぎの国の森に住む乙女ジゼルは王子様との出会いを夢に見て、動物たちと歌って暮らしている。そこへ白馬の王子エド…

大河ドラマウォッチ「青天を衝け」 第12回 栄一の旅立ち

栄一(吉沢亮)が家を出て行くことについて、女たちがしゃべっています。栄一の母のゑい(和久井映見)が、夫の市郎右衛門(小林薫)も侍になりたがっていたことを話し始めます。本ばかり読み、武芸を学んで、いつか武家になるとずっといっていた。婿に入っ…

『映画に溺れて』第408回 プリシラ

第408回 プリシラ 平成八年一月(1996)池袋 文芸坐2 ドラッグクイーンが主人公の映画といえば、やはり真っ先に思い浮かぶがのが三人組がオーストラリアの砂漠を行く『プリシラ』である。 渋い初老の敵役テレンス・スタンプが演じる女装の麗人を目にす…

書評『義士切腹』

書評『義士切腹 忠臣蔵の姫 阿久利』 書名『義士切腹 忠臣蔵の姫 阿久利』著者 佐々木裕一発売 小学館発行年月日 2021年4月28日定価 ¥1600E 義士切腹: 忠臣蔵の姫 阿久利 作者:佐々木 裕一 発売日: 2021/04/23 メディア: 単行本 “さまざまなる忠臣蔵”があ…

大河ドラマウォッチ「青天を衝け」 第11回 横濱焼き討ち計画

栄一(吉沢亮)は上州に逃がしたはずの長七郎(満島真之介)が、江戸に向かおうとしていることを知ります。 「長七郎が危ねえ」 と、栄一は夜道を駆け出すのでした。 長七郎は熊谷の常宿を発とうとしていました。そこに栄一が駆け込んできます。 「栄一、ど…

『映画に溺れて』第407回 ステージ・マザー

第407回 ステージ・マザー 令和三年三月(2021)日比谷 TOHOシネマズシャンテ コロナ禍でハリウッド大作がほとんど映画館で上映されない状況が続く。逆に、今は地味な佳作を映画館で観ることのできるチャンスかもしれない。そんな一本がカナダ映画の…

書評『作家という生き方』

書 名 『作家という生き方 評伝高橋克彦』著 者 道又 力発行年月日 2021年4月25日定 価 本体1700円(税別)発 売 現代書館 作家という生き方 評伝 高橋克彦 作者:道又力 発売日: 2021/04/16 メディア: 単行本 岩手県釜石市生まれで現在も盛岡市に…

大河ドラマウォッチ「青天を衝け」 第10回 栄一、志士になる

「俺を江戸に行かせて欲しい」 と、栄一(吉沢亮)は父の市郎右衛門(小林薫)に頼みます。 「何の話かと思ったら」 市郎右衛門は作業の手を休めません。 「前に、とっさまと一緒に江戸に行ったんべ。そっから、この国がどんどん変わった」 「だから、百姓に…

書評『田中家の三十二万石』

書名『田中家の三十二万石』 著者名 岩井三四二発売 光文社発行年月日 2021年2月28日定価 本体1800円(税別) 田中家の三十二万石 作者:岩井 三四二 発売日: 2021/02/23 メディア: 単行本 表題は『田中家の三十二万石』である。「田中」というあ…

『映画に溺れて』第406回 ミッドナイトスワン

第406回 ミッドナイトスワン 令和二年十二月(2020)新宿歌舞伎町 TOHOシネマズ新宿 トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団はニューヨークに本拠を置く舞踊団であり、男性のダンサーたちが『白鳥の湖』などクラシックの名作をユーモラスな演出でパロ…

大河ドラマウォッチ「青天を衝け」 第9回 栄一と桜田門外の変

大老井伊直弼(掃部頭【かもんのかみ】)(岸谷五朗)は名簿に朱で線を引いていきます。次々と尊皇攘夷派の者たちを処罰していたのです。すでに登城停止となっていた一橋慶喜(草彅剛)には、隠居、謹慎が申しつけられました。さらに謹慎中だった徳川斉昭(竹中直人…

大河ドラマウォッチ「青天を衝け」 第8回 栄一の祝言

栄一(吉沢亮)は、神社に来ていた千代(橋本愛)に声をかけます。 「俺は、お前が欲しい」 という栄一。千代はうつむいたまま答えません。 「ごめんなさい」と泣き出してしまいます。「いや、悲しいんではなくて、ずっと、嫌われたかと思ってたもんだから。…

井伊和継さん新刊

会員・井伊和継さんから新刊発売の連絡を頂きました。 シリーズ好評発売中です。 読者の皆様、よろしくお願い致します。 猫化け騒動 目利き芳斎 事件帖3 (二見時代小説文庫 い 3-3) 作者:井伊 和継 発売日: 2021/03/26 メディア: 文庫

大河ドラマウォッチ「青天を衝け」 第7回 青天の栄一

血洗島では、江戸へと旅立つことになった長七郎(満島真之介)の送別会が行われていました。兄の尾高惇忠(田辺誠一)が、長七郎に詩を贈ります。名を高め、世に知れ渡る偉大なる仕事をするのがお前の役目だ。慎(つつ)ましく暮らし、母や家を養うのは俺が…

大河ドラマウォッチ「青天を衝け」 第6回 栄一、胸騒ぎ

尾高の家の千代(橋本愛)が渋沢栄一(吉沢亮)のいる中の家(なかんち)に手伝いにやって来ていました。栄一は道場でしごかれて帰って来ます。荷物を運んで二人きりになったとき、栄一は千代にいいます。 「剣筋はいいといわれたに。今日だって伝蔵に一発、…

大河ドラマウォッチ「青天を衝け」 第5回 栄一、揺れる。

「承服できん」 と、つぶやきながら渋沢栄一(吉沢亮)は農道を歩いていました。代官に銭を届けに行った帰りです。その理不尽さに、栄一は怒っていたのでした。 「どうした栄一」 と、声を掛けてきたのは栄一のいとこの尾高惇忠(田辺誠一)でした。 「話を聞こ…

『映画に溺れて』第405回 キンキーブーツ

第405回 キンキーブーツ 平成十九年一月(2007)飯田橋 ギンレイホール 英語のKinkyには性的変態という意味があるそうで、近畿大学は英語表記「KINIKI UNIVERSITY」を「KINDAI UNIVERSITY」に改めたとのこと。 二〇〇五年製作の映画『キンキーブーツ』は…

小説を更新しました

渡邉浩一郎の掌編を更新しました。 rekishijidai.jugem.jp

大河ドラマウォッチ「青天を衝け」 第4回 栄一、怒る

後に、近代日本経済の父と呼ばれる渋沢栄一。藍葉の不作という危機から、血洗島を救った栄一(吉沢亮)は、今日もよく働いておりました。 栄一は従兄弟の尾高惇忠(田辺誠一)を訪ねていました。その蔵書を読みふけっています。 「しかし承服できん」 と、栄…

大河ドラマウォッチ「青天を衝け」 第3回 栄一、仕事はじめ

血洗島の渋沢家には、大勢の職人が集まっていました。藍の「すくも」」作りが始まったのです。乾燥させた藍の葉を、水を打ちながら混ぜ合わせ、発酵させます。これを何度も繰り返します。発酵を初めておよそ百日。「すくも」ができあがります。この「すくも…

リレーエッセイ(14)公開

大変遅くなりました。リレーエッセイ第14回公開致しました。 (エッセイ筆者募集中です!)#山上安見子 #リレーエッセイ rekishijidai.jugem.jp

小説を更新しました

合評会用の小説を更新しました。 rekishijidai.jugem.jp

書評『新装版 汝の名』

書 名 『新装版 汝の名』 著 者 明野照葉発行所 中央公論新社発行年月日 2020年12月25日定 価 ¥780E 新装版-汝の名 (中公文庫) 作者:明野 照葉 発売日: 2020/12/23 メディア: 文庫 前作の『誰?』(2020年8月刊)に引き続き、女性の心理を巧みに描きあげ、あ…

森田健司さんの小説を公開しました

森田健司さんの小説を公開しました。 rekishijidai.jugem.jp

大河ドラマウォッチ「青天を衝け」 第2回 栄一、踊る

九つになった渋沢栄一は、少しずつ、父の市郎右衛門(小林薫)の仕事を学び始めていました。各地の藍農家を回って、藍葉を買い付けるのも市郎右衛門の大事な仕事でした。父のお供で信濃国を訪れた栄一は、帰り道で父が嬉しそうな顔をしていることを指摘しま…

小説のページを更新しました

西山ガラシャさんの小説を公開しました。 rekishijidai.jugem.jp

飯島一次さんの小説を公開しました

rekishijidai.jugem.jp