2020-08-29から1日間の記事一覧
明治一五一年 第16回 誰かの背中を眺めている誰かの背中を見詰める目の内側に広がる荒野はいまだに傷付いていく声の端の踏み外す一瞬であるなら東征する数えきれぬ足裏のすでに忘却される一五一年の記憶される土の香りの畔から途切れなくつづく面影の後に発…
明治一五一年 第16回 誰かの背中を眺めている誰かの背中を見詰める目の内側に広がる荒野はいまだに傷付いていく声の端の踏み外す一瞬であるなら東征する数えきれぬ足裏のすでに忘却される一五一年の記憶される土の香りの畔から途切れなくつづく面影の後に発…