日本歴史時代作家協会 公式ブログ

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2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

第九回歴史時代作家協会賞 候補作について

第九回歴史時代作家協会賞の候補作を発表致します。 [候補作] ●新人賞(デビューから3年以内の作家で、2019年6月から2020年5月までの作品が対象) 加納則章 『明治零年 サムライたちの天命』H&I(エイチアンドアイ)2020年4月 明治零年 サムライたちの天命…

書評『信長、天が誅する』『信長、天を堕とす』

書名『信長、天が誅する』著者名 天野純希 発売 幻冬舎発行年月日 2019年11月25日定価 本体1600円(税別) 信長、天が誅する (幻冬舎単行本) 作者:天野純希 発売日: 2019/11/26 メディア: Kindle版 書名『信長、天を堕とす』著者名 木下昌輝発売…

書評『吉原美味草紙 おせっかいの長芋きんとん』

書名『吉原美味草紙 おせっかいの長芋きんとん』著者名 出水千春発売 早川書房発行年月日 2020年4月15日定価 ¥680E 吉原美味草紙 おせっかいの長芋きんとん (ハヤカワ文庫JA) 作者:出水 千春 発売日: 2020/04/10 メディア: Kindle版 主人公の、料理人を目…

大河ドラマウォッチ「麒麟がくる」 第二十一回 決戦!桶狭間

永禄三年(1560年)。駿河の今川義元(片岡愛之助)が尾張に迫ってきました。大高城、鳴海城はすでに今川方の手に落ちていましたが、ついに義元みずから大軍を率いて、沓掛(くつかけ)城まで進軍してきたのでした。 今川義元は大高城に入っている徳川家康(このと…

明治一五一年 第13回

失われた足を失われた眼が覗いている静まり返った光の内側を過っていく人があり呼ばれる掌のくぼみはいまだに終わらない繰り返される末後の風景だから人知れずに躓く明治の四十五年の死んだ人の影たちを踏みそばからまた始まるいくつかの記憶をちがう記憶に…