日本歴史時代作家協会 公式ブログ

歴史時代小説を書く作家、時代物イラストレーター、時代物記事を書くライター、研究者などが集う会です。Welcome to Japan Historical Writers' Association! Don't hesitate to contact us!

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

書評『桜島山が見ている』

書評家・雨宮由希夫さんの掲載された書評をご紹介します。 (本人提供・掲載誌『週刊読書人』2019年3月8日号) 桜島山が見ている 作者: 三沢明郎 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2018/12/20 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る

大河ドラマウォッチ「いだてん 東京オリムピック噺」 第12回 太陽がいっぱい

マラソン競技当日になりました。 日本の熊本では、スヤ(綾瀬はるか)が金栗家に来ていました。四三の兄の実次(中村獅童)は時計をスエーデンにあわせています。四三への応援の宴をすることをスヤが提案します。 ストックホルムではネクタイの正装にて四三…

書評『酔象の流儀 朝倉盛衰記』

酔象の流儀 朝倉盛衰記 作者: 赤神諒 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2018/12/20 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 書評『酔象の流儀 朝倉盛衰記』 越前(福井県)に覇をとなえた戦国大名朝倉義景に仕えた山崎吉家を主人公に、信長の上洛から朝…

書評『倫敦暗殺塔』

書名『倫敦暗殺塔』著者 高橋克彦発売 祥伝社発行年月日 平成18年12月20日定価 本体657円+税 倫敦暗殺塔 (祥伝社文庫) 作者: 高橋克彦 出版社/メーカー: 祥伝社 発売日: 2006/12/01 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (6件) を見る 東北・蝦夷の物語を蝦…

山口恵以子さん新刊

山口恵以子さんの新刊です。 4月12日八重洲ブックセンターにてトークイベントがあります。先着80名! 詳細はこちらです↓↓↓ ★畠山健二さん×山口恵以子さん トークイベント&サイン会 | 八重洲ブックセンター 夜の塩 (文芸書) 作者: 山口恵以子 出版社/メーカ…

大河ドラマウォッチ「いだてん 東京オリムピック噺」 第11回 百年の孤独

ストックホルムには、金栗四三(中村勘九郎)らの選手団に、選手団団長の嘉納治五郎(役所広司)が合流していました。 プラカードの表記について、監督の大森兵蔵(竹野内豊)は当然のように「Japan」と書くべきだと言います。しかし四三は漢字で「日本」と…

連絡です

藤原緋沙子先生を中心に据えて、 有志で新しい会を立ち上げました。 正式な発表は少しお待ちください。 皆様よろしくお願い致します。 日本歴史作家協会会員の皆様には 情報がまとまる20日過ぎに連絡を致します。 よろしくお願い致します。

2018年 文庫書下ろしシリーズもの編

2018年 文庫書下ろしシリーズもの編 2018.12.14 菊池仁 記 初めに ​ 百貨店の業界誌記者を30年ほどやった。たまたま入った会社が業界紙で、新しく流通雑誌を出版するのでその要員で募集していたのである。雑誌の刊行を仕掛けたのが椎名 誠さんで、面接で気に…

2018年時代小説を読み解く・単行本編

2018年の時代小説を読み解く 単行本編 2019.01.10 菊池仁 記 2018年の時代小説は近年にない豊作であった。特に、単行本は刊行点数も伸び、力作が揃った。16年17年と注目作が刊行され、期待はしていたのだがそれを上回る活況を呈した。うれしい限りである。 …

書評『髪結百花』

書評『髪結百花』 ​ 書評の仕事をしていて名利に尽きるなと思う時がある。新人がデビュー二作目でとんでもない飛翔力で文句のつけようもない傑作を発表した時だ。「おうやったじゃん。こういう作品を書いてもらいたかったのよ」と一人悦に入ってしばし読後の…

大河ドラマウォッチ「いだてん 東京オリムピック噺」 第10回 真夏の世の夢

金栗四三(中村勘九郎)ら、オリンピックに参加するための一団が日本を出発して二週間。一行はストックホルムの地にいました。 夏のストックホルムは白夜で、夜でも日が沈みません。 四三ら日本人は、西洋の記者たちに興味を持って迎えられます。西洋人たちは…

大河ドラマウォッチ「いだてん 東京オリムピック噺」 第9回 さらばシベリア鉄道

今週も軽くツッコんでいこうと思います。 新橋の駅を出発した金栗四三(中村勘九郎)と三島弥彦(生田斗真)は監督の大森夫妻と共に、オリンピック開催の土地、ストックホルムを目指します。その距離八千キロ。十七日間の長旅です。 団長で旅に同行するはず…