大河ドラマウォッチ「西郷どん」 第27回 禁門の変
第27回 禁門の変 天堂晋助
今週も軽くツッコんでいこうと思います。
西郷は久光から、軍賦役を命じられていました。薩摩の軍の総司令官です。
西郷が慶喜の屋敷を出たところ、足元に丸めた紙が転がってきました。紙には長州の恨みが京を焼く、と書いてありました。転がした物乞いに何のつもりかと聞くと、ここに書いてあることはホンマかいな、と逆に聞かれます。
なぜ久光は自分に軍賦役などを命じたのか、などと村田新八と話し合っていると、先日の物乞いが西郷を訪ねてきます。物乞いは顔を巻いていた布を取ります。その正体はバカボンのパパ、いや、長州の桂小五郎(玉山鉄二)でした。
桂は西郷に慶喜に合わせてほしいと頼みます。長州の本意はいくさをするとこではないと伝えたいというのです。
料亭で西郷は桂を慶喜に会わせます。桂は言います。長州の暴発は、私が一命に代えても鎮めます。慶喜は「幕府と薩摩、長州が手を組めば、きっと、乱れたこの世を正すことができる」などと調子のいいことを言います。
桂は京にひそんでいる、長州の過激なものたちへの説得につとめます。しかし桂は力が及びませんでした。過激派が実力行使に出ようとしているところを新選組に踏み込まれ、多くの犠牲者を出します。
長州の軍は京に攻めあがってきます。幕府方と一触即発の危機。西郷はついに薩摩も兵を出すことを決意します。
ここでついに木島又兵衛(長州力)が登場します。木島長州は最初から怒っています。「長州さん、キレているんですか」とアナウンサーが訪ねたら、「キレてるよ」とあっさり言ってしまいそうな雰囲気です。
長州軍の勢いに、会津、桑名の軍は苦戦。そこに西郷率いる薩摩軍が駆けつけます。
木島長州は「ナニコラタココラ」とラリアットをぶん回して大暴れ。しかし銃弾に倒れてしまいます。
「そこまで」と西郷は叫び、長州軍に呼びかけます。大将は倒れた。もはや勝敗は決した。刀を捨ててくれ。西郷は味方にも、刀を収めるように命じます。
しかし長州の兵たちが刀を置いた瞬間、幕府方が長州軍に襲い掛かるのです。
西郷は足を負傷、「これ以上いくさを広げてはならん」と吠えます。
いくさにより京の街は炎上。当初の紙に描かれていたことが現実となったのです。